ある日突然母親がガンになったオタクの話

このブログは社会人女オタクが、ある日突然母の舌ガン発覚というとんでもイベントに立ち向かう羽目になった日々の記録です

お医者さんと娘さんと、そんな話は聞いてない!の話

検査結果説明から2日後、先生からの説明を聞きに本人と病院へ。


・現状に対し、一番適切な方法は手術である理由

・手術ではどこを切除しどう再建するか

・転移などしてないかは調べていくこと

・もし転移があればまたそれも対応していく

などをいっぺんに伝えられました。

先生の話が立て板に水の如しで、この人せっかちなのかなとか呑気に思っていたのですが、

「このまま何もしないと、一年も持ちません」


突然の余命一年宣告!!!!


そりゃ前のめりになるわなと思いました。

まあ、単純に先生個体の問題なのかもしれませんが、受け取った印象として。


ていうか、そんな話は聞いてない!


というのが正直なところでした。

本人は何故か、恐らくショックすぎて停止しがちな思考で解釈したんだと思いますが、なぜか一週間くらいの入院で治るみたいなテンションで話をしてきていたのです。


ああ、もしかして、こういうことがザラにあるから先生は強固に娘さんを呼んだ上での説明をと言ってきたのかなと、なんとなく腑には落ちました。


先生が手術に向けての手配を進めつつ、説明もしつつの合間に(同時進行してるので、この人がやはりせっかちなのかもしれない)、女性の看護士さんが母に

「今日は大丈夫ですか」とお声がけくださったのですが。

「少し元気になったみたいですね。この前、泣いちゃってたのみんなで心配してたんですよ。ショックですもんね」

と続けられ。


嘘でしょ泣いたとか聞いてないんですけど!


と娘は内心思いました。

まあ、泣きもするか……と虚ろな目になりつつ、こちらの衝撃には特に誰も触れないままお喋りは進み。

看護士さん「不安で眠れないとかないですか?」

母「あ、それは無いです。なるようにしかならないんで。寝れてます」


本人は食欲もあるし(固形物は食べれないんですが)、寝もするし普通に生活してるんですが、この時点で不安などで睡眠不足しがちなのはむしろ私でした。

ていうか、今もあまり寝れてないです……眠い……



そうこうしているうちに、手術の日取りを仮で伝えられました。

複数の科の先生が手術してくださるらしく、その中の一人が今夏休み中ですぐにはスケジュール確認出来ないため、という理由でした。

うん、まあ、そりゃ夏休みくらい取るよね時期的に。

と遠い目にもなりましたが、お医者さんだってそりゃ休むよね……絶対こういう時キレ始める人いるんだろうなあって思いましたね。


それはそれとして、一つ地味な問題がありました。


手術予定日、私の健康診断かぶっとるがな!


そんなことあるんですねえ。